温かいと速く現像されます。 22度で同じ時間を回せば、意図より濃く コントラストの強いネガになります。2度は誤差ではなく別のレシピです。
自家現像でいちばんよくずれるのが温度です。温度だけが勝手に動くからです。薬品を作って、 リールを巻きに行って戻るあいだ、現像液は20度ではない部屋に置かれていました。
水浴にボトルかタンクを浸けて待ちます。感覚ではなく温度計で確認してください。薄めて 使う一回使い切りの現像液なら、あらかじめ温度を合わせた水で作るだけでほぼ解決します。 レシピを書かれたとおりに回せる唯一の方法です。
同じフィルムと現像液の組み合わせでも、温度別の時間が公開されていることが多くあります。 部屋が単に暑いだけなら、20度のレシピを補正するより22度のレシピを探すほうが確実です。 FilmDevMate が示すのはこれです。レシピごとに基準温度が書いてあるので、実際の水温に 合うものを選べます。
できますが推定です。1度あたりどれだけ速くなるかは現像液とフィルムによって違い、 公開されている補正表はその表が作られた組み合わせにしか当てはまりません。無視するよりは 近づきますが、レシピの温度で現像するのと同じではありません。
時間が温度に結びついているのは現像工程だけです。ただし工程全体が互いに数度の範囲に あるべきです。薬品のあいだで温度が急に跳ねると乳剤に負担がかかります。実際には停止・ 定着・水洗が現像液の近くにあればよく、それぞれを精密に測る必要はありません。
現像はフィルム写真で唯一やり直せない工程です。露出はスキャンやプリントである程度 救えますが、現像しすぎたネガを薄くすることはできません。水浴に2分使うほうが、一本 だめにするより安く済みます。